俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
半日が経とうとしていた。

〈璃杏side〉

だいぶみんな、ボロボロになってきている。
体力的にもこちらが不利だ。

死切は、薬のためか、全然疲れを見せない。
それどころか、傷一つない。

来「ど~う?俺達が作ったく、す、り♡これ飲むと、疲れないし、怪我しないんだよ?いーでしょー?だから俺達、大好きな血が見れないから、そっちで見せてね?」

狂ってる。ラリってる。
仲間はみんな、まだ、なんとか立ってるけど、本当にボロボロ。
相手はナイフを持っていたらしく、太刀打ちできず、傷だらけ、みんな、ごめん!
大事な仲間を傷つけた。

『許さねぇ!!!!』

来「今更本気?遅いねー!」


来「でも、もう、君たちの負けは決まってるんだよ?」

『えっ?』

来「あのね、俺達が持ってるナイフ、あれ、実は仕掛けがあって、刺せば刺すほど相手の身体に小さな針がくい込む、その針はだんだん埋まって、身体を蝕み、いずれ身体を動かせなくする。君にも何度か刺してるよね?もう時期No.1、2、3は終了だ。つまり、俺達の勝ちだ」



ヤダ、そんなっ……の!
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