俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
〈病室〉

〈璃杏side〉

先生の心遣いで、病室に泊まらせてもらった。
みんなは、たまり場で燎夜の帰ってくる場所を準備しとくらしい。

あいつららしい。

負けたのに誰も私を責めなかった。
勝手に負けを認めて、みっともないことをしたのに。
誰も責めなかった。みんな、ありがとう…

燎夜はまだ眠ってる。
なんか、私も、眠く……
少し…寝よう…燎夜が…起きる……までに、は……。


〈?side〉

真っ黒い世界。周りは何も無い。
ただただ黒い世界。
ここは、死後の世界か?
死んだのか?

いきなり目の前が光った。

―信じれる大切な者、汝にはいるか?―

頭の中に、言葉が直接に響く。

大切な人?んなもん、決まってる。

―汝、現世に戻そうぞ―


光に包み込まれた。

大切な人………それは………
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