俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
最後の戦い
乱闘はまだ続いていた。
私とあっちの総長は見守ってるだけ。

手は出さない。
それがあちらからの提案だった。

今は、魁、翔也と、あちらの幹部が戦っている。

今のところは、どちらも五分五分。

でも、魁たちのが少し優勢。
あちらは、薬をやってんのか、目が虚ろだった。

幹部までもが薬を……

生きる価値すらねぇやつらだな。

燎「大丈夫か?」

考えすぎた。

『大丈夫だ、すまない』

一応、近くに、あっちの総長いるから男口調。

燎「自分が手を出せねぇのはつれーかもしれねぇけど、あいつらだって、お前のために頑張ってんだ、だから、お前も見守っててやれ、それが、あいつらを強くするよ」

『ああ、そうだな、俺がこんなじゃ、あいつらも不安になるな』

もっとしっかりしなくちゃな。

総長が引っ張ってかないと!

族は成り立たない。
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