俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
〈燎夜side〉

燎「大丈夫か?璃杏」

璃杏の目は、何かに怯えているようだった。

全てを拒絶する目。

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……いやだ、いやだ、嫌だ!!!!』

燎「大丈夫だ、璃杏、俺だ、燎夜だ」

『りょ……う、や?』

璃杏の目は虚ろだった。

燎「璃杏?過去に何があった?」

『………あたしは、あたし……は…あたし………………は?』

【バタッ】

そこで璃杏の意識は途切れた。

燎「璃杏!!」
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