俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
〈病室〉

燎「璃杏」

何?燎夜。

燎「いま、璃杏は、全く声が出てないんだ」

え?
声、出てないの?
だから、みんな、私の言ってる事、理解してないのか。

〈声、出てない?〉

近くにあった、紙に書いてみた。
いわゆる、筆談ってやつ。

燎「出てない」

〈これから、どうしよう。声が出なければ、何も出来ない。今は、役に立たない、雷蝶のお荷物〉

〈璃杏side〉

笑ったけど、内心は、とても辛い。

本当に雷蝶のお荷物だ。

喋れなきゃ、何も指示出せない。

どうしよう。

これから、本当に………

魁「……………」

でも、止まってらんない!

〈燎夜、でも、一つ、調べてほしいことなが、あるの。あの転校生について、調べて!!〉

魁「!?」

燎「!?」

〈あいつ、多分、どっかの族に入ってると思うの。昔とオーラ違ったから!〉

燎「分かった」

〈情報は、私の兄の総也に、ハッキングなら、弟の龍に頼んで?〉

燎「分かった、明日2人に会ってみる」

〈お願い、兄の情報屋は、ここにあるから〉

そう伝えて、1枚のメモを渡してくれた。

そこには、病室から、情報屋までの地図が書いてあった。
< 99 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop