君と私の5年間。
なのに裏切られたと気づくのは沙也加が転校して少し経った、小6の冬、マラソン大会の時の事になる。
いじめの事は親には極力言わないようにしてたから、どれだけ頼りなくても''教師''が唯一の救いだった.....。
なのに、何も変わらなかった。
男の子には「ブス」とか「きたねぇな、近寄んな」とか言われてて、その日も泣かされていた。
限界のきていた私は、もう死のうか、なんて思った。教師に言っても何も変わらないし、このままずっといじめを受けるなんて嫌だ。
それで、死に場所を考えるために教材準備室の横の第2図書室へ隠れて...。
でも、色々考えてるうちに泣けてきた。