君と私の5年間。
「あぁー...知っとるよ?」と、ひとこと。

し、知ってたんなら言ってくださいよぉぉ!?

そんな心の叫びを抑えて、大人しく手を繋がれていると...。

運悪く私の親の迎えがきた。

奏人は焦る様子もなく、そっと繋いでいた手を離した。

対してこちらは親の目の前。笑笑''照れる、焦る、慌てるの三拍子!w

帰り際、たいして大きくもない段差でつまずきかけて....。

背中から、奏人の「ドジ(笑)」って笑う声が聞こえたような気がした。

ドキドキと、うるさい心臓の音はずっと止まることがなかった.....。

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