君と私の5年間。
その頃の親友である美幸がなぐさめてくれたけれど、確実に心は傷んだ。

その次の日の放課後、親の迎えを待ってる時に奏人達が帰るのが見えて。

実桜ちゃんに「平瀬おるよ?」と言われたけれど、うん、と言って、小声で「...奏人のばか....」なんて言ってしまった。

手紙をだして3日経ったのに返事もなくて、不安で不安で....。

奏人がめんどくさがりなのは知っていたけれど、まさか手紙に返事すら書かないなんて思っても見なかった。

次の日は給食当番で、やっぱりハデメンの皆さんがほっておいてくれるはずもなく、集中攻撃されて。

「今何ヶ月?」や「角谷神社の夏祭りん時おったよな?」なんて聞かれて、さすがに慣れたのか泣く事は無かったけど、悲しくなった。

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