走夜(第二回短編フェスティバル作品)
家から少し走った後に、別荘地でもある高台の住宅街に挟まれたなだらかな登り坂を真っ直ぐに登っていき、その突き当たりにある展望台まで行って帰るというものだった。
展望台とはいっても、勝手に僕が呼んでいるだけで、ただの公園にあるような木製で屋根付きのベンチみたいなものだ。
でもそこからは一望出来る景色は、展望台といっても差し支えない程に綺麗だった。
その道を選んだのには、ある理由があった。
展望台とはいっても、勝手に僕が呼んでいるだけで、ただの公園にあるような木製で屋根付きのベンチみたいなものだ。
でもそこからは一望出来る景色は、展望台といっても差し支えない程に綺麗だった。
その道を選んだのには、ある理由があった。