離れても君に、大好きと。
 



いつからか……なんてはっきりしたことは覚えてない。


心当たりくらいならないことも……ない。



あの脱走した時を境に、売店とか病院の庭とかで良く会うようになった。



毎日どこかで会っているうちに、初対面の時の気持ちがいつの間にか消えていて。



いつからか、私から会いに行くようになった。



 
< 12 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop