離れても君に、大好きと。
私も小さい時からいるけど、知宏は私なんかよりももっと重い病気を患っていて。
比べ物にならないくらいに。
多分私がここにいるのは、ただ単に体が弱いからだけだと思う。
そして私が家にいると邪魔だから。
だから放り込まれた私の居場所。
それに、特に病名を告げられたわけでもないし。
看護士さんの話を聞き流しながらぼうっと白い天井を見つめる。
するとその時、がらっとドアを開ける音が響いた。
「お、来た来た。
それじゃあお邪魔者は消えるわね」
「分かった」
毎日決まった時間に。
必ず私の病室を訪れるのは、私の幼なじみです。