ドラマチック・ロマンス
丁度、私もパフェを食べ終わったそのとき、鈴の携帯が潔く鳴った。





「将太くんからだ、どどどーしよう!」



将太からだとゆう着信に、慌てる鈴。



こんな鈴を見るのは初めてかもしれない。





鈴は、意をけしてボタンを押して、耳に携帯を当てる。




「将太くん?」




恐る恐る将太の名前を呼ぶ鈴が可愛い。




電話の向こう側からは、将太の声が微かに聞こえた気がする。将太のことだから、鈴を探してる。将太はそうゆう子だと思うんだ。



「うん、ごめんね。急に居なくなっちゃって、花菜先生にパフェご馳走になっちゃった!えへへ、良いでしょ〜!」




鈴は、私を見ると嬉しそうにニコリと笑っている。





「え、これから?う〜ん、え、そうなんだぁ。」




鈴は、不安そうに携帯を離しながら私を見た。





「これから、夕方のパレードだからみんなで、一緒に見ようだって!
どうしよう、先生・・」





「行ってきなって!」




鈴の背中を押してやることしか出来ない私は、鈴に笑顔を向けた。




「え?・・・うんうん、ちょっと待ってね。」




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