ドラマチック・ロマンス
「答えられないの?」



「えっと・・・その・・・」



言って良いの? 悪いの? けど、ここは学校だし、私は教師だし、伊吹に迷惑かけられないし・・・どうしたら・・・!!!





「なーに、やってんだ?」




菅谷さんと声のした方を向くと、星野先生だった。




「星野先生・・・・」



菅谷さんも私も、星野先生の登場にびっくりして、瞬きをなん度もしてしまう。




「菅谷・・・どうした? 」




菅谷さんは、“いえ・・・”と何かを言いたそうに私をちらちら見ながら星野先生を見る。






「・・・・先生たちは、抑えれない気持ちはない?・・・私は、どうしてもときめいちゃう人がいるの。それが、例え、花菜先生と同じ人だったとしても、私はあきらめない。」



「え、ちょっと・・・菅谷さん!!」



菅谷さんは早口で、そう言うと走ってどこかに行ってしまった。


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