ドラマチック・ロマンス
「・・・・・・甘味かぁ・・・あぁ、誘惑が・・!」



お惣菜屋さんの商店街を抜けると、その他にも色々な商店が並んでいる。商店の隅っこのほうに“甘味所いろは”とゆう甘味屋さんが目に入った。


ここは、前に伊吹と入ったお店だ。
伊吹の高校の頃の同級生がやっていて、私が連れて行ってもらったときも、伊吹の他に、ひとり同級生がいたっけ。



さっきハムカツ食べたばかりなのに・・・甘いものが食べたくなってしまった私は、意を消して中に入って見る。





中に入ると、もう閉店ギリギリだとゆうのに、明るい掛け声が私の耳に入ってくる。




「花菜ちゃんじゃん!あれ、仕事帰り?」




「あ、はい。すいません、遅い時間に・・・」




“そんなのどうってことないよ”と笑ってくれた、店長さん。店長さんは伊吹の同級生。ってことは、私とも同い年かぁ〜



伊吹にこのお店を紹介してもらってから、一人でもちょくちょく来るようになった私は、このお店の人たちとも、お話するようになり、愉しいひとときを過ごす事が出来ていた。



私は美味しいあんみつを注文した。


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