ドラマチック・ロマンス
くるりと呼ばれたと想い、振り返ると・・・・今日、一番に会いたかった人がここに!






「・・・伊吹、会いたかったよ~~!!」



「・・・咲良が、花菜が来てるよってメールくれたから来てみたんだけど、なんかテンション高いな?」



そりゃそうだよ!もう、本当に嬉しくて涙が出そう。
伊吹に抱きつきたいぐらいに嬉しくて・・・






「あのね、赤ちゃんが出来たって!」




「・・・・・・・・・・・・へ?」






伊吹は、目をぱちくりさせて、本当にびっくりした表情をした。




「びっくりするよね~、私もびっくりしたよ!」




私は伊吹の両手を嬉しくてぎゅうっと握ると、何を思ったのか伊吹は私を立ち上がらせ、私を力いっぱい抱き締めた。



「え、どうしたの?」



それは震えているようで、私をぎゅうぎゅう抱き締める。


伊吹に抱きしめられてる私は、店内にいるお客さんの数がまばらなのにちょっと安心した。



でも、ちょっと・・・



「・・・・・伊吹、恥ずかしいよぉ。」


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