ドラマチック・ロマンス
「生意気なんだから、将太の奴・・・」


伊吹の視線を感じ、弟だよと付け加えると、そっかと呟いた。


将太とは、年の離れた姉弟だからか、まぁ、仲が良いと思う。


まぁ、生意気は余計としてね!!



「花菜の弟は、いくつ?」



「今、小6だから・・・12歳だね。」



「えっ、俺にも弟いるんだけど、同い年だわ。」



「そうなの?すごい偶然だねっ!」



まさか、伊吹の弟くんも同い年だったなんて知らなかったよ。


っとゆうことは、来春には将太と同じ学年になるとゆうことか。



伊吹のお家は、代々続く生花店。両親と、双子の兄の伊月と、年の離れた弟くんがいるってことみたいだ。


伊吹は、お花屋さん継いだのかな?


私ってば、くだらない話ばっかりしていて、そうゆうの全然聞いてないよ・・・


それに・・・・今日が会えるの最後かもしれないんだから、私の気持ちも、ちゃんと言うって決めたんだ。


私・・・少しは前向きになってるでしょ?



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