ドラマチック・ロマンス
生徒も見ているかも知れないのに・・・こうゆうことは辞めてもらいたい・・・




「大丈夫ですから・・・」




傘から、離れようとしたとき星野先生は、何を思ったのか私を傘から出してくれない。それどころか、星野先生も一緒に傘を挿す。




・・・・ちょっと、これじゃまるで相合傘じゃないの!





「あ、星野先生と花菜先生が相合傘してる!」




「えっ? 本当だ!」



「なになに、先生たち、そうゆう関係なの?」




・・・・・あぁ、私は心底、嫌になった。生徒も私たちの周りに近寄ってくるし、その生徒たちは、私たちを見て、“ヒューヒュー”などと言って来るし、笑いの的じゃないか。




「ち、違うよ。」




私は、星野先生から離れる。



それでも、生徒のみんなは私と星野先生を見る。


そんな目で見ないで下さい。私には、伊吹がいるんだから。



「私、婚約者いるんで!」と、私はみんなから離れた。


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