ドラマチック・ロマンス
「私は、花菜が大好きだよ?」



「ふふ、私もだよ、美咲。」




小学校から一緒にいる美咲。美咲だからこそ、私の力になってくれる。




「イブッキーになら、なんでも話して大丈夫だと思うよ?イブッキー、花菜のこと、大好き人間だから。」



“もうくよくよ悩むのは止めなよ”と、頭を撫でられた。




美咲と話して、パワーが湧いてきた。フツフツ湧いてきた。不思議だね、唯一無二の親友だよ、美咲・・・可愛い赤ちゃんを無事に産んでね。




「美咲、お腹触っていい?」




「うん!」




美咲のお腹は、ぷくっとしてて、暖かった。本当に、赤ちゃんがいるんだと不思議になった。



私も、いつか伊吹の赤ちゃん・・・産むのかな?






その日帰りは、美咲と赤ちゃんにパワーを貰った私だった。

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