ドラマチック・ロマンス
「・・・・・39点?」
「バカっ、見るなよ勝手に!」
鈴は、俺の数学の解答用紙をヒラヒラとつかんだ。“落ちてるのが悪いんじゃん”と、机の上に置いてくれた。
「あんた、やばいよ。勉強しなきゃ。」
俺は不貞腐れ気味に“わかってるよ”と言うと、となりの席に座る。
「夏休みなのに、補習なんてね。」
「鈴もだろうが・・・!」
夏休みなのに、数学の補習で学校に来ていた。鈴もどうやら数学は苦手みたい。
俺たちは、となり同士の席だ。中1から中3まで、奇跡的に同じクラスだ。鈴は俺のことを「あんた」とゆうし、俺も鈴には気を使わない。
合唱コンクールでは、お互いに鈴がピアノ。俺は指揮者をやったりした。
1年のときも、2年のときも二人でやったから、最後の合唱コンクールも俺ら二人でやるだろう。
前に、鈴のトランペットを聞いたことがある。
あれは、見事だったし、鈴がすごいと素直に思った。
「鈴は、夏祭り・・・誰かと行くのか?」
「誰って?」
「・・・あー・・・・彼氏とか?」
何を、緊張してんだろ俺・・・
「バカっ、見るなよ勝手に!」
鈴は、俺の数学の解答用紙をヒラヒラとつかんだ。“落ちてるのが悪いんじゃん”と、机の上に置いてくれた。
「あんた、やばいよ。勉強しなきゃ。」
俺は不貞腐れ気味に“わかってるよ”と言うと、となりの席に座る。
「夏休みなのに、補習なんてね。」
「鈴もだろうが・・・!」
夏休みなのに、数学の補習で学校に来ていた。鈴もどうやら数学は苦手みたい。
俺たちは、となり同士の席だ。中1から中3まで、奇跡的に同じクラスだ。鈴は俺のことを「あんた」とゆうし、俺も鈴には気を使わない。
合唱コンクールでは、お互いに鈴がピアノ。俺は指揮者をやったりした。
1年のときも、2年のときも二人でやったから、最後の合唱コンクールも俺ら二人でやるだろう。
前に、鈴のトランペットを聞いたことがある。
あれは、見事だったし、鈴がすごいと素直に思った。
「鈴は、夏祭り・・・誰かと行くのか?」
「誰って?」
「・・・あー・・・・彼氏とか?」
何を、緊張してんだろ俺・・・