ドラマチック・ロマンス
4*)また明日
−−−−−−−ジリリリリとゆう目覚ましの音で目が覚めた。



「起きなきゃ。」



まだ眠たいまなこを無理やり開き、重たい身体を起き上がらせる。寝る前に聞いていたメロディーが頭に少し残っているみたいだ。


私は仕度を急いだ。


新しく配属された中学校で早くももう、音楽の教師として働き出していた。
今日は、金曜日だ。



もう四月に入り、弟の将太(しょうた)もがんばって毎日学校に通っている。



−−−−−「姉ちゃんって童顔だから、生徒にナメられたりしてない?」




−−−−−−「ナメられてなんかないよ。これでも前の学校では『花菜ちゃん先生』って呼ばれたりしたんだからね!」




とかって中学生に入るちょっと前に話したばっかりだが、将太ってば私の事少しでも心配してくれているのだろうか。



がんばって毎日働かなくちゃだ!



姉弟で、同じ学校。だけど、立場が違う。将太は生徒だけど、私はまだ新米の教師なんだ。


私・・・どんなセンセイになるのかな?


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