ドラマチック・ロマンス
「やけに楽しそうですね。」







「おはようございます。」の後にそう言って、私とトーコ先生を見たのは、
とても小顔で、今、流行りの俳優さんにいるような顔を持っている先生だ。


生徒のみんなが優木先生が通るとキラリと瞳が光るもん。



「おはようございます、優木先生。」



トーコ先生と優木先生に挨拶する。優木先生もこちらへ来たので、「おつぎしましょうか」と問かけると、優木先生は、「すいません、ありがとうございます」と私に微笑みひとつ向けてくれた。



職員室では、マイカップも持参して良いことになっているのだ。




優木雄大(ゆうきゆうだい)先生。イケメンさんだ。美声でもある。英語の先生。


27歳。去年からこの学校にいて私や、トーコ先生が困っているとややクールだけと分かりやすく教えてくれる。



優しさよりクールのが勝っているような人柄だ。



ちなみに、将太のクラスの担任。演劇部担当。


前に演劇はやっていたことあるの?って聞いたことがあったけど、優木先生は「ナイですよ。」とさらっと言っていた。

優木先生なら、やったことのない事でも簡単にこなしてしまいそう。



ちなみに、私も一年生の担任になった。緊張するが、がんばっていたりする。一年三組担任なのだ。


トーコ先生も一年生の担任。これで、一年生の担任は全て揃った。









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