ドラマチック・ロマンス
「おっはようございます〜。」



アイドルがまるで蝶をひらひらと寄せ付るかのように入ってきた。


本当にアイドルな訳ないのだけど、それぐらいの美貌を持っているとゆうことな訳で。


そのぐらい可愛い顔立ちをしているのだ。


「聞いて下さいよぉ〜、ラブレターもらっちゃいましたぁ!どうしましょう!!」



カワイイほどどうしてモテるのだろうか。




「貰っちゃったんですか?」



「うん、だって貰ってあげなきゃ可哀想じゃないっ!せっかく書いてくれたんだからぁ。」




トーコ先生が驚いて聞いた、声も美貌もカワイイ先生は、生田香鈴(いくたかりん)先生だ。



こう見えても美術担当の先生なのだ。高校生の頃はキャピキャピしていただろうと、予想がつくよ。


そのキャピキャピ差が好きな人もいれば、苦手な人もいるだろうけど、人は見かけによらないんだって言葉を聞くけど、まさにその通り・・・・



−−−−−−−−だってこの人、絵がとても上手い。


音楽室の下の階に美術室はあって、いつもの通り道だから、すぐ目につくんだ。


生田先生の絵が美術室の中にあるんだけど、それを見たときはホレたよ・・・・・


歳は、トーコ先生と同い年の26歳。




才能って素晴らしいなぁ。






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