ドラマチック・ロマンス
見学に来た一年生は結構多くて、来週一週間のうちに、どの部活に入るか決めなくてはならない。


一年生が入ったら、本格的に部活が始まる。






−−−−−−−−−そして、今日の部活が終わって、私は職員室に戻って来た。







「今日は、キミたちの歓迎会だからね。」



岸本先生が優しい眼差しで、私と目を合わせた。



「はい、ありがとうございます。」



岸本先生は何かと、私を気にかけてくれて、言葉を掛けてくれる優しい校長先生だよ、本当に。



どうしたら、いつもにこやかで入られるんだろう。すごいや、本当に。



今日は新しく入ってきた先生たちの歓迎会とゆうのは、月曜日ぐらいから聞かされており、岸本先生も楽しみにしているらしい。





美術室から帰って来たのだろうか、スケッチブックを持って、生田先生が戻ってくるなり、岸本先生に声をかけた。



「あの〜、花朔さんもうちの学校のコーチなんですし、今日参加しますよねぇ?」




「えぇ、しますよ。彼にも伝えてあります。」





・・・・そうなんだ!伊吹も!




生田先生が「ですよね、ですよね」と嬉しそうに今にもはしゃぎ出しそうだ。


やっぱり伊吹って、モテるなぁ!




伊吹とクリスマスに再会して、五ヶ月ばかり会わなかったけど、私は想いを募らせている。








  

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