ドラマチック・ロマンス
楽しい時間は過ぎるのが早い。




お開きの時間になった。






お店の前で教師軍団は集まっていた。




私は、伊吹のことを考えている。



一緒に帰れるかな?って・・・



それに、伊吹も待っててって言ってくれたよね?






「それではみなさん!今日はありがとうございました!また、来週頑張って行きましょうね!

気をつけて帰ってくださいね〜!」




岸本先生は、私たちに挨拶すると流れ解散になった。




トーコ先生と香鈴先生にも会釈をしると、私にも会釈をして帰って行った。





「花菜先生、送らせて下さい。」



声をかけてきたのは、星野先生だった。




「大丈夫ですよ?近所なんで〜!」



「でも・・・・」





星野先生は私の腕をふと掴んだ。




「俺、近所なんでついでに送って行きますよ?星野先生、遠回りになっちゃうじゃん?」



「そうですか・・・」



星野先生は、私の顔を一瞬見て、にこりと笑うと会釈をして帰って行った。
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