ドラマチック・ロマンス
「ふ〜ん、恋バナとか?」




ハナくんが、ピアノに両手を乗せて体重を預けて、私に聞いた。


それを真似してかやなしーも同じ体勢だ。





ふふふ、なんか可愛らしい。





「恋の話は日常茶飯事でしょ〜?あとは、色々だよ、本当にナイショなの。」





「へ〜」




興味があるのか無いのか良く分かんないなぁ〜








二人は恋とかしてるのかな?




「花菜ちゃん先生、俺にでも彼女出来っかな?俺、バカだからさ。」



やなしーが、ため息をつきながら言う。



「出来るよ!勉強が出来ても、彼女の気持ちが分からないんじゃね。でも、中学生のうちは勉強のが大事だと思うのだけど。」




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