そんだけ。―『好き』が始まった日の話。
別に何かを期待してたとか、そんなんじゃないけど。
外に出たら辺りはもう薄暗くなっていて。
ライトアップされた観覧車が正面にきらきら。
今度はちゃんと見据えることができたけど、乗りたいとも、乗りたくないとも言えなくて。
あたしの口から出てきた言葉は、
おなかすいた。
だった。
ライトアップされた観覧車が正面にきらきら。
今度はちゃんと見据えることができたけど、乗りたいとも、乗りたくないとも言えなくて。
あたしの口から出てきた言葉は、
おなかすいた。
だった。