スナオじゃないキミ.





―――――




いよいよ夏祭り初日。




初日以降は午後からなんだけど、




初日は説明があるから午前から。





集合場所に行くと、




思ってたよりたくさんの人がいる。




「はるな〜。」



向かえで誰か手を振ってる。




健輔だ。




「あ、健輔!久しぶり!」




「久しぶり。ありがとな。

あ、これ俺の姉貴。」




「はじめまして〜。

安田 茜(やすだ あかね)です。」




「中西遥奈です。

よろしくおねがいします!」




健輔のお姉さんの茜さんは、


みるからにいい人オーラが漂ってる。



優しそうな人でよかった。




「遥奈は姉貴とかき氷係だから、


あっちかな。」




「行こっ、遥奈ちゃん。」




「はいっ。」





かき氷ブースへ行く。




茜さんの他に、あと2人かき氷係りの人がいる。



その人達と交代交代やるみたい。




ほかのブースの人は結構注意があるみたいだけど、




かき氷係りは特にない。





メンバーもいいし、楽しそう。




「はるるん、地方から来てるんでしょ?


大変じゃない?」





「めっちゃ大変です。」





茜さんはなぜか私のことをはるるんってよぶ(笑)



それにつられ、かき氷係の人みんな



はるるんって呼ぶようになった。




「大変な事あったらなんでも言って?


私てつだいにいく!!笑」




「え、嬉しいですありがとうございます。」




「いや〜はるるん可愛いわ。素直だし。

健輔の嫁にこない?」






「健輔はほんともっといい人いますよ。」





「あいつ絶対もてないよな。

はるるん彼氏は?」





「彼氏いません!」




茜さんに嘘をつくのもやっぱり辛い。



「そっかぁ。あ、そろそろ始まる。」




おし、明日は和くん。



頑張ろ。






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