自傷少年と店員さんとその仲間たち
・・・(救?)③
兄さんとあの家を出てはや10分たっていた

外はこの空気にはそぐわない程

星が綺麗だった

兄「・・・あ、寒いよな」

そう言って兄さんは自分の着ていたコート

を僕に着させてくれた

「あ・・・ありがとうございます

兄さん・・・

あの、兄さんは寒くないんですか?」

兄「あんまり」

兄はふうっと息をふき

ぼくにこう言った
< 78 / 87 >

この作品をシェア

pagetop