近くて遠い…
小学3年生の時。
あまり女子と絡むのが苦手で、休み時間はいつも一人でお気に入りの渡り廊下でくつろいでいた私。
だれもいなくて、風が心地よかった。
「なんしよん?」
話しかけてきたのは、私の隣の席の有田君だった。
「教室おりにくいけ、ここが好きなんよ」
「じゃあ一緒にあそぼーよ」
そう言って、私の手を引っ張った有田君は、運動場に連れて行った。
「ねぇー。
こいつもドッチボール入れていい?」
「いいよー」
有田君に押されて、男子の中でドッチボールをすることになった。
いつもさみしかった休み時間がとても楽しく、あっという間に時間が過ぎた。
それからは、男子の中に、一人で入り、
周りからも、男の子扱いだった。
それがいちばん楽しかったから自分では満足していた。
あまり女子と絡むのが苦手で、休み時間はいつも一人でお気に入りの渡り廊下でくつろいでいた私。
だれもいなくて、風が心地よかった。
「なんしよん?」
話しかけてきたのは、私の隣の席の有田君だった。
「教室おりにくいけ、ここが好きなんよ」
「じゃあ一緒にあそぼーよ」
そう言って、私の手を引っ張った有田君は、運動場に連れて行った。
「ねぇー。
こいつもドッチボール入れていい?」
「いいよー」
有田君に押されて、男子の中でドッチボールをすることになった。
いつもさみしかった休み時間がとても楽しく、あっという間に時間が過ぎた。
それからは、男子の中に、一人で入り、
周りからも、男の子扱いだった。
それがいちばん楽しかったから自分では満足していた。