近くて遠い…
有田君と田中君はとても面白くて、毎日毎日いろんなことをして遊んだ。



小学6年生になった私は、まだまだ考えが甘かったのかもしれない。

いつも、有田君と田中君と一緒にいることで、やっぱり、周りの女子からにらまれる日々。

こっそり、机の中に、死ねの手紙。
そんなの当たり前になっていった。

辛いけど2人には言えなかった。



嫌がらせが始まって、2ヶ月が過ぎた。

教室から大きな声が聞こえた。

覗いてみると、有田君が私に嫌がらせをしていた女子に何かいっている。


すると、私の机の中から有田君が、手紙を取り出し、

「次したら、まじ殺す」



次の日から何もなくなった。

助けてくれたんだ。
私はすごく嬉しかった。
それくらいからかな。
どこかで、有田君に好意を持っていた。

でも、ぜったいにばれてはいけない。
この関係崩したくないから。
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