森田当麻の奇妙事件簿


和樹は自分の部屋の窓から門の前で口論している、当麻と優衣をみていた。

「和樹様」

脇田が声をかける。

「あの者たちを家にいれて良かったのですか」

「ああ。あいつらが探偵だってことは最初から分かってるさ」

和樹はそう言って脇田に笑みを浮かべると、もう一度、当麻をみた。

「さあ。この謎を解いてくれ。現代の明智小五郎……」
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