森田当麻の奇妙事件簿

探偵社に戻ると、皆藤が応接間で待っていた。隣には先ほどはいなかった若い男の刑事がいる。

寝起きの当麻は髪をかきながら、彼をみた。

「皆藤刑事の新しい恋人ですか」

「んな訳ねえだろ。」

皆藤は不機嫌にいうと、男の紹介をした。

「新しく捜査一課に配属された、富山喜一(とやまきいち)だよ」
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