森田当麻の奇妙事件簿

息が……!!

当麻はどうにかして津波から抜け出そうと
海面に浮上しようとした。

しかし、いくら浮上しても海面が見えてこない。

それどころか、波はどんどん激しくなっていく。

視界がぼやけてきた。手の、いや、体中の力が抜けていく。

息ができず、苦しい。

当麻はついに気を失い、そのまま暗い暗い海底へと沈んでいく。
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