森田当麻の奇妙事件簿

「あなたの頼みならなんでも聞く。なに?」

明らかな差別。

皆藤は半目で麻都佳をみた。

「じゃあ、この紐に指紋か、松谷紀之の皮膚がついていないか……調べてくれ」

当麻は何とも思ってないのか、無表情で話を続ける。

「わかったわ。そのかわり、調べ終わったら私とデートしてくれる?」

麻都佳が上目遣いに当麻をみた。
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