森田当麻の奇妙事件簿

だが、当麻はあからさまに嫌そうに顔を歪める。

「ダメ?」

「出来栄えによる。あと、遺体発見時の資料をみせてくれないか」

「喜んで」

麻都佳は机の引き出しからファイルを取り出して、当麻に渡した。

「頼んだよ。麻都佳ちゃん」

皆藤が言うと、麻都佳が舌打ちして部屋を出ていった。
< 255 / 319 >

この作品をシェア

pagetop