森田当麻の奇妙事件簿

優衣の胸は怒りでいっぱいだった。

だが、麗奈は余裕の笑みを浮かべたまま。

「和樹さんは、お母さんのこと大好きだったのに……」

「あら、そうだったの?」

麗奈が和樹をみた。

和樹は無言で脇田の背中を足で押し付けている。

「父さんはどう考えるんだ?」

和樹が静かに言った。
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