森田当麻の奇妙事件簿

「バカな探偵さん?あなたは、最後に残しておくわ。一番に死んでもらいたいのは誰?」

当麻は無表情のまま、素手でナイフをつかんだ。

血がアスファルトに落ちる。

優衣は生々しい赤い血から、目をそらした。

「社長……」

「シロツメクサ」

「は?」

麗奈が当麻の言葉に眉をひそめた。
< 291 / 319 >

この作品をシェア

pagetop