森田当麻の奇妙事件簿

焼けた遺体




当麻はどこか暗い闇の中を歩いていた。

ここ……。どこだ?

辺りを見回してみるが、目につくのは真っ暗な闇。

どこを歩いているのかも分からず、当麻は足をとめた。

そのとき。どこかで切り裂くような女性の悲鳴が耳をついた。

なんだ!?

恐怖で体が震え上がる。

闇に小さな明かりが灯った。

明かり?いや、違う。炎だ。

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