心做し
「龍馬をよろしくお願いします…」





「あぁ。もちろんだ。大切に扱うよ。」





「……今までお世話になりました。」





「俺の最後の望みだ。
幸せになれーー。」





「はい」




2014年  10月





「お前はなぜこんなにも役立たずなんだ!!!」





「失礼いたしました、ご主人様。」





「これで何度目だ!!
ふざけるな!!!」





「…」




「なんだ…?黙ってればいいとか思ってんじゃねぇだろうな?」

 



「…」





「てめぇ…ざけんじゃねぇぞ!!」




今まで何度蹴られたり、殴られたりしただろうか。
僕はご主人様の望み通りに動いている。
なぜ僕がこうなる…。
なぜだ…。
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