恋が、生まれました。*短篇集*
生クリームの作り方。 *2)
「おまえ、俺のこと嫌いだろ?」
営業終わり、一人厨房で生クリームを作る練習をしていた私に、この店のパティシエでオーナーである向井さんは言ってくる。
この店の店長である向井さん。
向井さんに指導され、厳しくてこの世界を辞めてしまう人もいると聞く。
怒るととてつもなく恐いのだ。
泣く子も黙るか、もっと泣いてしまうか‥‥‥
図星を突かれ、私は何も言えなくなるも、それじゃだめだと思い、必死に口元の口角を上げた。
「そんなことないですよ?嫌いだとしたら、ここにいません。」
そんな、表情が怖ばっている私を見抜いてか、向井さんは「ふーん」と私をみる目が恐い。
私は、パティシエの簡単に言うと見習いの身。今日も自分のケーキがお店に出ることはなかった。
だから、今日も私は練習するしかない。美味しいってたくさんの人に言ってほしいから。
向井さんのことは、嫌いではない‥‥‥苦手なだけ。
営業終わり、一人厨房で生クリームを作る練習をしていた私に、この店のパティシエでオーナーである向井さんは言ってくる。
この店の店長である向井さん。
向井さんに指導され、厳しくてこの世界を辞めてしまう人もいると聞く。
怒るととてつもなく恐いのだ。
泣く子も黙るか、もっと泣いてしまうか‥‥‥
図星を突かれ、私は何も言えなくなるも、それじゃだめだと思い、必死に口元の口角を上げた。
「そんなことないですよ?嫌いだとしたら、ここにいません。」
そんな、表情が怖ばっている私を見抜いてか、向井さんは「ふーん」と私をみる目が恐い。
私は、パティシエの簡単に言うと見習いの身。今日も自分のケーキがお店に出ることはなかった。
だから、今日も私は練習するしかない。美味しいってたくさんの人に言ってほしいから。
向井さんのことは、嫌いではない‥‥‥苦手なだけ。