狼少年と黒猫さん



「あ!そうだ!久しぶりに、帰って来た事だしさ。花火やらない?」


パチンッと、手を叩いた我が母。



「おー!僕も、賛成します!!」


「私も…やりたい。」



「え…やりたくない。」



「過半数を越えたので!やろっか!」


なんて、強引な母なんだろう。



「あー!ウサギちゃんも、誘おうよぉ♪」


「……?お友達?いいじゃなーい!」



「頑張るから…呼びましょ。」


「嫌だ。あんな、ぶりっ子。」


「過半数を越えたので!呼ぼっか!」



オイ!


ふざけんな、それに黒猫なんで認めてんだよ!



バカか!


アホか!

ボケか!



……まあ、可愛いからっいーか。



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