狼少年と黒猫さん



「あのっ…その。私なんか…可愛くないですよね。」



顔を、あげて苦笑いをする。


「でも……言わせてください…。少なくともわわッ私はッ!すッ!ムグゥウ!!」




すッ!と、言ったときに、口に俺の手を当てた。




「俺は…可愛くないなんて、言ってない。」



「ふぇ!?ふぁふぉら、ふぁんでふゅか!」


抑えられて、言葉になっていない。




「それと…その後の言葉。俺に言わせてくれるかな?」









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