狼少年と黒猫さん



深呼吸を、した。


そして黒猫の口に当てた手を離した。



「黒猫の方が…綺麗だと思っているし、それに黒猫の事が…。」



ここで、止まるのも…。



やめられないんだ。



言うしかない…それにッ!


黒猫だって、言おうとしてた。





「…黒猫の事が「すきです!」


「えっ…?」



言われた…。

< 109 / 114 >

この作品をシェア

pagetop