狼少年と黒猫さん




「……嫌だ。別れる。」


「認めん。」


「お願いだから!」


「認めん。」


「貴方とは…もう。嫌だから!!!!!」




不意に、BGMが耳を通った。




「んー…ふふふぅぅー♪らーらららぁ♪」




「……こんなやつに、任せられるか?」



……?なにぞ?



あ…、気づかないうちに、歌ってたのか…僕。



「…そんなッ。」



黒猫は、次は僕の太股をつねる。



「い゛ぃッッ!!」


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