狼少年と黒猫さん




「うん!!!!」

子犬だな…こいつ。


よしっ!こいつは、子犬だぁ!



キーメタ!


「なっ!なんで、居るの?」




抱きつくな!と、怒る黒猫。



「えー!!!うーん、春信にー。何処にいるか調べローって!言われたぁ…。」



語尾をなぜか伸ばす。



酔っぱらいみたいな、子犬くん。




「……なんなのよ、アイツ。」




小さく、舌打ちをする。



「まぁまあー!おーちつーいてぇー!」



笑いっぱなしの、奈都さん。

もうっと、怒る黒野さん。




「ところで、あの学生証の女の子…なんなんですか?」


「え?…あー、大神君は知らないよね。この子異母兄弟の春信が、大っ嫌いで、寮のある高校探してたのよ…。
そしたら、女子しか無くて仕方なく女子に女子として、行ってるの。」



長文だな、おい。




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