Le Petit PrincesseII
「ヴァレンティーヌはブライアン王子を好きになっちゃったのね。」
「…うん。」
ステファニーが言うと、ヴァレンティーヌは恥ずかし気に頷いた。
「でもね、それを海にいるみんなに言ったら猛反対されて…。
それにひどい昔話はされるし…」
「ひどい昔話?」
「うん。人間に恋した人魚が海の怖い魔女に頼んで人間にしてもらったんだけど、人間になるのと引き換えに声を失ったの。それで3日以内にキスされなきゃいけなかったんだけど、恋した人間には婚約者がいて…」
「3日目の日没までにキスされなかったから人魚は海の泡にされた…って話?」
ステファニーの言葉にヴァレンティーヌは黙って頷いた。
「…うん。」
ステファニーが言うと、ヴァレンティーヌは恥ずかし気に頷いた。
「でもね、それを海にいるみんなに言ったら猛反対されて…。
それにひどい昔話はされるし…」
「ひどい昔話?」
「うん。人間に恋した人魚が海の怖い魔女に頼んで人間にしてもらったんだけど、人間になるのと引き換えに声を失ったの。それで3日以内にキスされなきゃいけなかったんだけど、恋した人間には婚約者がいて…」
「3日目の日没までにキスされなかったから人魚は海の泡にされた…って話?」
ステファニーの言葉にヴァレンティーヌは黙って頷いた。