Le Petit PrincesseII
「ステファニー、もう連れて来ちゃったの⁈」


「うん、そろそろいいかと思って…」


「君、人間になったの⁈」



ステファニーの言葉はブライアンの声にかき消された。



ブライアンの問いかけに、ヴァレンティーヌは大きく頷いた。


「君の名前は?」


「ヴァレンティーヌ・ドルチェよ!」



ステファニーは話せないヴァレンティーヌの代わりに答えた。



「そうか、君はヴァレンティーヌって言うんだな!」


ブライアンの声にヴァレンティーヌはまた激しく頷いた。


「僕はブライアン・コリーだ!よろしく、ヴァレンティーヌ!」


そう言うと、ブライアンはヴァレンティーヌに握手を求めた。



ヴァレンティーヌは赤くなりながらもブライアンの手を握った。
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