Le Petit PrincesseII
ステファニーが荷物の整理が終わった頃、窓の外を見るとすっかり夕方になっていた。



ステファニーのいる部屋の窓からは、ちょうどお城が見えるようになっていた。



ーーこうやって見ると、私たちのいたお城って綺麗なのね…。



ステファニーがぼんやりしていると、部屋をノックする音が聞こえた。




ステファニーがドアを開けると、そこにはエリックがいた。


「エリック!」


「フロー…じゃなくて、ステファニー!
荷物片付いた?」


「今終わった所だけど…」


「僕の部屋も手伝ってくれない?」


「えー?」


「お願い!」



エリックは両手を合わせていた。




「…しょうがないなぁ。」


「やったー!ありがとうステファニー!」



そう言ってエリックはステファニーに抱きついた。



ーー可愛いからいっか。



そうしてステファニーは、エリックの部屋の片付けを手伝う事になった。
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