ペット〜僕の歪んだ恋愛、友情〜
この時の俺は、自分がどういうけいいで生まれたのか知らなかった。



「身長なんで高いの嫌なの?」
「分かんないけど、小さい方がよかったかな・・・。」
「そうなんだ。・・・高いがいいと思うよ。」
と言って由季は、僕に抱きついた。
「あっ・・・!仕事行かなきゃ。」
「うん。じゃあ〜行かなきゃね。ホテルからでよ。」


そして、僕らはホテルを出て、由季の車に乗った。

「天、仕事終わったたら〜連絡するね。」
「うん。分かった。待ってる。」
車から降りて由季とわかれた。


「おかえり。天君。」
笑顔で玄関のドアを開けて涼が、顔を覗かせた。
「ただいま。涼さん。」
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