【完】強引に、キス- 年下騎士 -



「音亜、んじゃそろそろ寝るか」

「そだねっ」


ふと、あの封筒の事が頭によぎった


「…」


もし、ここがなくなったら…音亜とも離れ離れなんかな…


「ん?」

無邪気に頭を傾げる音亜に、意地悪く口角をあげた


「腹出してねんなよ?もし出してたら夜這いするから」


「ッッ!?」


ビックリして枕をほり投げてくる音亜


枕をキャッチしてベッドに投げ返すと、俺は笑って部屋を出た。


たとえ、最悪ここがなくなっても俺は音亜から絶対離れねえ


部屋に戻って布団に入った


< 119 / 146 >

この作品をシェア

pagetop